ロビー活動

2025年10月21日、高市早苗氏が第104代内閣総理大臣に選出され、高市内閣が正式に発足しました。自由民主党と日本維新の会による新たな連立政権(自維連立政権)の誕生は、これまでの自公連立体制から大きな枠組み転換を伴うものであり、産業界、自治体、そして国民生活のあらゆる現場に小さくないインパクトをもたらしています。
メディアや論壇では「積極財政への全面転換」「新自由主義的な改革と大きな政府のせめぎ合い」といった二項対立的な議論が散見されます。しかし、政府が公表する基本方針、補正予算・当初予算の構造、法改正、地方議会の議事録、および具体的な事業計画を克明に読み解くと、実態はより精緻で複線的な政策再編が進んでいることが浮き彫りになります。
今回は、2026年9月現在の最新一次情報および地方自治体・産業現場のデータに基づき、高市内閣と自維連立政権が進める政策転換の本質を多角的に徹底解説します。歴代政権(安倍・菅・岸田・石破政権)との比較、新設された投資枠・財政運営方針、半導体(ラピダス)をはじめとする17戦略分野の国家需要創出、規制改革、地方創生、社会保障・生活支援の実装状況、そして今後のシナリオとリスクを分析します。
2025年10月21日、国会において第104代内閣総理大臣として指名された高市早苗氏は、自民党総裁就任直後から日本維新の会との間で連立政権の樹立に向けた包括的協議をまとめ上げました。前政権までの自民・公明連立政権から新たな統治体制への転換が図られた形です。
政権発足から1か月後の2025年11月21日には、高市政権初の大型経済対策となる「強い経済を実現する総合経済対策」が決定され、同年11月28日に一般会計補正予算案(第1号)が閣議決定されました。このスピード感は、政権基盤の確立とともに「危機管理と成長投資を待ったなしで動かす」という明確な意思表示として市場と産業界に受け止められました。
自公体制から自維体制への移行は、政策の優先順位と資源配分の力学に決定的な変化を与えています。
政策軸 | 従来の自公連立(公明党公約の特徴) | 新たな自維連立(維新合意の特徴) |
社会保障・家計支援 | 低所得世帯・高齢者・年金生活者への手厚い給付、子育て・教育支援 | 現役世代の社会保険料負担抑制、高校・小学校給食の無償化 |
歳出・行財政改革 | 既存制度の維持・調整、福祉予算の安定確保重視 | 租税特別措置・高額補助金の総点検、「身を切る改革」、歳出のスクラップ&ビルド |
規制・経済安保 | 多面的な合意形成、全方位的な配慮重視 | 外国人政策・対内投資や外資土地取得の管理強化、成長分野での規制改革 |
従来の公明党公約が低所得世帯や年金生活者への給付、子育て・教育支援を重視したのに対し、2025年10月20日の自民・維新連立政権合意書では「現役世代の社会保険料負担の抑制」と「租税特別措置・高額補助金の点検」が掲げられました。これは制度を支える側の負担と既存支出の見直しが、連立内の重要な交渉課題になったことを示しています。
政治論壇でしばしば議論されるのが、「積極財政=大きな政府」と「維新の掲げる身を切る改革・規制改革=小さな政府」の理念的矛盾です。
政府の規模(歳出や税・社会保険料が経済に占める割合)と、政府の役割(政府が産業や市場の方向を決める強さ)は別の尺度です。特定分野への支援を厚くしながら既存事業を整理すれば、支出全体を大きく増やさずに産業への関与を強めることもできます。民間の参入を促す規制改革と、公的資金で市場を育てる産業政策は、制度設計次第で両立するアプローチとして設計されています。
第二次安倍政権以降、金融政策・機動的な財政政策・民間投資を促す成長戦略が推進されてきました。高市政権はこの成長重視と投資促進を継承しつつ、危機管理投資と予算制度の変更を前面に出す点に特徴があります。
菅政権はデジタル庁創設による行政と社会のデジタル化を進めました。高市政権は制度と行政の改革を継承し、AIの実用化などへ対象を広げています。脱炭素についても菅政権の「2050年カーボンニュートラル宣言」を堅持しつつ、エネルギー安全保障・産業競争力の軸を加えています。
岸田政権は「新しい資本主義」を掲げ、成長と分配の好循環、賃上げ、GXや半導体への官民投資を進めました。国家が投資を支える発想は共通していますが、高市政権は戦略投資を財政運営の枠組みに強く接続する点で深化させています。
石破政権は地方創生2.0や投資立国と財政健全化の両立を掲げ、骨太方針2025において2025〜2026年度を通じた早期のPB黒字化を目指していました。高市政権は投資重視を継承しつつ、PB黒字化の時期を重視する財政目標を「債務残高対GDP比」へと組み替えました。
政権 | 政策の軸 | 高市政権との比較 |
第二次安倍 | 金融政策・機動的な財政政策・民間投資を促す成長戦略 | 成長重視と投資促進を継承。高市政権は危機管理投資と予算制度の変更を前面に出す。 |
菅 | デジタル庁創設による行政と社会のデジタル化 | 制度と行政の改革を継承。AIの実用化などへ対象を広げる。 |
岸田 | 成長と分配の好循環、賃上げ、GXや半導体への官民投資 | 国家が投資を支える発想は共通。高市政権は戦略投資を財政運営の枠組みに強く接続する。 |
石破 | 賃上げ、地方創生2.0、投資立国と財政健全化の両立 | 投資重視を継承しつつ、PB黒字化の時期を重視する財政目標を組み替える。 |
高市(自維) | 危機管理投資と成長投資、債務残高のGDP比を重視する財政運営 | 複数年の投資支援と規制改革に、維新の負担軽減・歳出見直し要求が重なる。 |
高市内閣は「経済あっての財政」を基本に、責任ある積極財政によって所得、消費、事業収益、税収の好循環を目指す方針を掲げています。 2026年7月21日に閣議決定された「骨太方針2026」では、総債務残高のGDP比を安定的に低下させることを中核目標とし、PBは複数年で管理する指標と位置付けられました。投資の必要性に応じた一時的なPB悪化も許容し得る方針であり、長期投資との両立を図るための目標の組み替えと理解できます。
2025年度補正予算案(約18.3兆円):2025年11月28日閣議決定。「生活の安全保障・物価高対策」に9.8兆円を計上し、重点支援地方交付金の拡充や生活支援を盛り込みました。
2026年度当初予算(約122.3兆円):2026年4月7日成立。前年度当初比で約7.1兆円増えましたが、増加分には金利環境変化に伴う国債費約3.1兆円、地方交付税交付金等約2.0兆円が含まれており、歳出増の全てが新規の成長投資というわけではありません。
2026年6月の経済財政諮問会議で示されたのが、2027年度予算に向けた「投資枠」の創設です。通常歳出と区分し、複数年度の計画に基づく措置を基本とすることで、企業が研究開発や設備投資を計画しやすくする予見可能性を確保します。概算要求に上限を設けない運用が構想されていますが、成長への寄与や民間投資の誘発効果は厳格に精査されます。
恒常的な政策をできる限り当初予算に組み込み、補正予算への過度な依存を改める方針も示されています。短期の一時的支援をいつ終え、持続的な所得増につなげられるかが問われています。
過去4年間の経済産業政策の新機軸(国内投資、イノベーション、所得向上)を高市政権はさらに拡張しました。特に重要なのは、供給側への補助金だけでなく、防衛調達を含む官公庁調達や規制・規格の導入を使って新たな需要を創出する「新技術立国」の考え方です。
骨太方針2026では、量子、航空・宇宙、コンテンツ、創薬、次世代半導体など17の戦略分野における62の主要製品・技術等のロードマップに基づき、複数年の支援、政府調達、規制改革を組み合わせています。2026年夏の「日本成長戦略」策定に向け、各省庁に施策具体化の加速が指示されました。
次世代半導体プロジェクト「ラピダス」は、政府の関与拡大と政策継続性を象徴しています。
資金調達の実行(2026年2月):情報処理推進機構(IPA)から1,000億円、民間企業32社から1,676億円、計2,676億円の調達を完了。
政府の関与:黄金株(拒否権付株式)の導入により、重要事項への関与と民間主導の経営を両立する枠組みを採用。
評価:資金調達の完了は確認できますが、2027年量産開始は目標であり、経営側も技術的難度の高さを踏まえ初期段階と説明しています。量産や収益化の成果は今後の技術進捗と民間追加調達に依存します。
経済対策では防衛力・外交力強化を三本柱の一つに位置付け、危機管理投資を成長投資と並べています。2026年中の安全保障3文書改定方針では非核三原則の扱いが議論の焦点となっており、防衛調達を活用した先端技術の市場創出も進められています。
2026年7月の規制改革実施計画では、AIリーガルテックの活用ルール、歩行型ロボットの公道実証、次世代AIデータセンターに関する制度見直しなどが掲げられました。研究開発費の補助にとどまらず、利用条件や許認可の不確実性を減らして調達や投資を呼び込む狙いがあります。
一方で規制改革はあらゆる分野の自由化ではなく、自維連立合意には対内投資や外国資本による土地取得への管理強化も盛り込まれています。促進と管理を戦略的に使い分ける設計です。
インフラ老朽化と物価高を背景に、内閣府にPPP/PFI投資促進タスクフォースが設置されました。議長には「連立合意政策推進担当」の内閣総理大臣補佐官・遠藤敬衆議院議員(日本維新の会国会対策委員長)が就任し、2026年8月から民間事業者からの事業・サービス提案および制度改善提案を公募しています。
https://www8.cao.go.jp/pfi/taskforce/taskforce_02_index.html
従来の地域政策から、半導体を含む成長産業の拠点を地方につくり、地場企業の稼ぐ力と結び付ける方向へと重点がシフトしています。
滋賀県:近畿経済産業局との情報交換や国策企業の取り込み、先端技術産業の振興と中小企業の稼ぐ力を連動させた予算措置を推進。
四万十市:17重点分野のフードテック、AI・半導体関連DXの地方実装支援に期待。
課題:国見町のように報道された施策が自治体補正予算に即座に反映されない事例もあり、国の決定から地方の実装までには自治体の事務判断と時間差が存在します。
2050年カーボンニュートラル目標を維持しつつ、安定供給、価格抑制、産業立地競争力を重視。山梨県では2016年からのP2G(パワー・ツー・ガス)技術開発および2021年からの2.3MW実証試験など、過去政権期からの地域蓄積が国の新技術立国構想と接続されつつあります。
物価高対応、電気・ガス代支援、年収103万円の壁見直しなど、家計の可処分所得を下支えして需要側を補強する施策が進められています。
連立合意に基づき、高校無償化や小中学校の給食費無償化が推進されています。田上町では2026年度予算に町民1人当たり1万5,000円分の生活応援券、小学校給食費完全無償化、中学校給食費7か月分無償化を計上しました。
埼玉県坂戸市:重点支援地方創生臨時交付金を活用し、水道基本料金6か月分免除、プレミアム付きデジタル商品券、農業者補助、子育て応援手当の追加予算等を実施。
北海道釧路町:寒冷地仕様の津波避難タワー4基の整備を完了し、国の危機管理投資を地方の防災施設整備へと結実させています。
政策転換は「過去からの断絶」ではなく、継続政策を積極財政・危機管理・経済安保の軸で束ね直すものです。現状は給付・減免・交付金が自治体で「実施段階」にある一方、17戦略分野や新技術立国、安全保障3文書改定は「具体化・制度設計段階」にある複線的な状態です。
17戦略分野のロードマップや2027年度投資枠が機能し、官民投資・調達・規制改革が一体化。半導体等の地方拠点が定着し、民間主導の成長軌道へ乗る経路です。
自治体の事務負担や人手不足、民間資金の動向を踏まえ、政策評価を活用して事業の優先順位を絞り込み、地域事情に合わせた選択型支援へ再編する経路です。
ラピダスの量産難航や安保合意の遅れにより、大型制度の成果が限定され、短期的な物価高給付や既存交付金事業の継続にとどまる経路です。
高市内閣と自維連立政権による「責任ある積極財政」「17戦略分野への複数年投資」「官公庁調達による需要創出」「スマートな規制改革」という政策転換は、民間ビジネス、とりわけベンチャーキャピタル(VC)、大企業・中堅企業の新規事業部門(事業会社)、そしてディープテック・クライメートテック等を手掛けるスタートアップにとって、事業環境のゲームルールそのものを塗り替える決定的な契機となっています。
「政策は、法律や予算案がニュースになった時点で動いても遅い」――。この官公庁の意思決定スピードと構造を先読みし、パブリックセクターを「最大の初期顧客(アンカーカスタマー)」および「成長エンジン」に変えるための具体的なアクションを、プレイヤー別に提示します。
かつての国内スタートアップ投資は、短期でPMF(プロダクトマーケットフィット)を検証できるB2B SaaSやプラットフォーム事業が主流でした。しかし、巨額のCAPEX(設備投資)と長いR&D期間を要するディープテック、防衛・デュアルユース、宇宙、量子、バイオ等の領域では、民間VCマネー単独でのリスクテイクには限界がありました。
高市政権の政策転換は、この力学を根本から変えます。
「複数年投資枠」と官民共同ファンドを活用した資金レバレッジ
2027年度予算に向けて創設される「複数年投資枠」や、IPA等の研究開発法人・政府系ファンドを通じた直接出資・劣後ローン枠組みを、民間VC投資の呼び水(マッチング)としてフル活用すべきです。
ラピダスへのIPA出資(1,000億円)と民間32社出資(1,676億円)に見られるように、政府がリスクマネーのアンカーとなる案件を見極め、フォローオン投資やシンジケート組成で投資リターンと安全性を両立させる戦略が極めて有効です。
ポートフォリオ企業の「死の谷(デスバレー)」を官公庁調達で越えさせる
スタートアップが直面する最大の壁は、PoC(実証実験)から商業化への移行です。骨太方針2026が明記した「官公庁調達による市場創出」をテコに、投資先企業が防衛省、デジタル庁、国交省、経済産業省、あるいは地方自治体の調達仕様に入り込めるよう、投資段階から「B2G(対政府)戦略」をバリューアップメニューの中核に据える必要があります。
デューデリジェンスにおける「政策適合性(Policy Fit)」の必須化
17戦略分野・62技術ロードマップにおいて、投資先が国家のタイムラインのどのフェーズ(基礎研究/実証/調達/標準化)に位置しているかを精査する「ポリティカル・デューデリジェンス」が、投資リターンの予見可能性を左右します。
大企業や中堅事業会社にとっては、長年維持されてきた「守りの経営」から、政府の危機管理投資と地方拠点化の波に乗る「攻めの共創」への転換が求められます。
PPP/PFI投資促進タスクフォースへの「トップダウン提案」
内閣府のPPP/PFI投資促進タスクフォースが募集している「サービス提案」および「制度改善提案」は、自社の技術やアセットを公共インフラ(空港、港湾、上下水道、公立病院、アリーナ等)のコンセッションや包括民間委託へ直結させる絶好のルートです。
単なる従来型入札に応募する受動的なスタンスを脱し、自社が主体となって地域コンソーシアムを組成し、官民連携スキームを逆提案する「能動的B2Gアプローチ」が勝敗を分けます。
地方自治体の「先端産業集積」に連動したサプライチェーン再構築
北海道千歳(ラピダス)や滋賀県・山梨県などの先進自治体に見られるように、成長産業の地方拠点化に伴って広大な周辺需要(サプライヤー、物流、再エネ・蓄電池、スマートコミュニティ)が生まれています。
自社の既存工場や遊休資産をGX・DX拠点へと転換し、国と自治体の重点支援交付金・立地補助金を最大活用した設備投資計画を早期に策定することが急務です。
スタートアップとのM&A・CVC出資による「戦略17分野」のケイパビリティ獲得
ゼロからの自社開発では、政府ロードマップの速度(例:2027年半導体量産など)に追いつけません。特定戦略技術(量子暗号、ロボティクス、フードテック、ペロブスカイト等)を持つスタートアップを傘下に収める、あるいは資本提携を結ぶことで、政府調達の受注資格(セキュリティクリアランスや技術要件)を最速でクリアするM&A戦略が有効です。
スタートアップにとって、行政や自治体は「予算規模が巨大で貸倒れリスクがゼロの最良の顧客」である反面、「意思決定プロセスが不透明で、年度予算の壁があり、参入障壁が高い」と敬遠されがちでした。しかし、高市・自維連立政権の政策方針は、この参入障壁を打ち破る千載一遇のチャンスを提供しています。
「補助金狙い」から「初期調達(アンカー受注)」への発想転換
補助金は単なる開発原価の補填に過ぎず、持続的な顧客を開拓したことにはなりません。狙うべきは、自社の革新技術を自治体や国の実証・調達仕様に組み込ませることです。
埼玉県坂戸市や新潟県田上町のように、国の交付金(重点支援地方交付金等)を得た自治体は、「いま地域課題を解決できる新しいソリューション」を渇望しています。自社のSaaSやDXソリューションを自治体の交付金事業の枠組みに合わせてパッケージ化し、議会や担当課へ提案することが、爆発的な地方展開への近道です。
規制改革プロセスのハック(グレーゾーン解消制度・特区)
2026年7月の規制改革実施計画にあるAIリーガルテックや歩行型ロボットの規制見直しは、民間スタートアップが声を上げ、実証データを提示した結果として動いたものです。
現行法が自社のイノベーションを阻害している場合、泣き寝入りするのではなく、規制改革ホットラインや特区提案を活用し、「自社の事業展開が国益と成長戦略にどう資するか」を論理構築して政府に働きかける「パブリックアフェアーズ(公共渉外)」を企業防衛・事業開発の基幹機能に据えるべきです。
4〜5月の「自治体の予算編成」を逃さない年間の行動計画
自治体の予算編成は秋から冬にかけて行われますが、政策の枠組みや実証の方向性が議論されるのは4月〜6月の議会・庁内検討期です。「予算化された秋や冬に提案しても既に遅い」という行政の年間サイクルを逆算し、春の段階から議会会議録や総合計画を分析して先手を打つことが不可欠です。
高市内閣と自維連立政権下でのビジネスチャンスは膨大である一方、「情報が全国の省庁・地方議会・審議会・交付金資料に散らばり、リアルタイムでの追跡が極めて困難である」という構造的課題が存在します。
官公庁の予算枠、17戦略分野の調達仕様、全国1,700超の自治体議会の生の声、そして規制改革の進捗を、人力でリサーチしていては勝機を逃します。そこで決定的な競争優位をもたらすのが、公共情報AIデータベース「LobbyAI」の活用です。
全国自治体議事録・政策文書のリアルタイムAI網羅解析
滋賀県の中小企業支援、四万十市のフードテック構想、坂戸市の独自給付・減免施策など、全国自治体の議会答弁や施政方針、補正予算書をAIが常時クローリングし構造化。自社のサービスが求められている自治体や、国の重点交付金を活用しようとしている自治体を瞬時に特定・分析します。
17戦略分野ロードマップと省庁調達情報の突合・先回り予測
経済産業省、防衛省、内閣府などの概算要求、複数年投資枠、PPP/PFIタスクフォースの提案要件をAIが横断的に分析。「どの省庁が、どの技術を、いつ頃どのような調達枠組みで発注しようとしているか」を早期にアラート検知し、公募開始前に提案書を準備することが可能になります。
パブリックアフェアーズ(ロビイング・制度提案)の論理構築支援
規制緩和や特区提案、政策要望を行う際、官僚や政治家を動かすには「国益との合致」「過去の答弁との整合性」「他自治体での先行事例」を完璧に論理武装する必要があります。LobbyAIの構造化ナレッジを活用することで、説得力の高い政策提案書や自治体向け提案を劇的に短時間で策定できます。
B2Gセールスのパイプライン効率化
首長の公約、議員の質問傾向、各自治体の重要課題(インフラ老朽化、給食無償化、産業空洞化等)を事前に可視化。自治体営業(B2Gセールス)のアプローチ精度を極限まで高め、提案の成約率と導入スピードを飛躍的に向上させます。
「政策をニュースで読む時代」は終わりました。「政策の兆候をデータで先読みし、市場を創り出すプレイヤーが勝つ時代」において、LobbyAIはVC、事業会社、スタートアップがパブリックセクターをハックするための必須インフラとなります。
高市内閣と自維連立政権が進める政策転換の本質は、単なるスローガンの刷新や政党間の妥協の産物ではありません。歴代政権(安倍・菅・岸田・石破)が積み上げてきた脱炭素・デジタル化・国内回帰という地ならしの上に、「責任ある積極財政」「危機管理投資」「需要創出型産業政策」という強靭なアクセルを踏み込み、日本の産業構造を根底から転換させようとする国家的な大実験です。
その成否を左右するのは、政府の予算規模や規制緩和の件数だけではありません。
官が用意した初期投資と制度の呼び水に、VCや民間事業会社がどれだけ大胆にリスクマネーと技術をベットできるか。
スタートアップが古い商慣習に囚われず、官公庁や自治体という巨大な顧客市場をテクノロジーで革新できるか。
そして、官民が一体となって創り出した富が、地方の雇用と現役世代の可処分所得の向上という「確固たる生活実感」へ結実するか。
政策の変化を傍観者として眺めるのか、それとも、LobbyAIを武器に、政策の潮流を自社の成長エンジンへと変え、持続可能な市場を自ら共創していくのか――。2026年秋、日本のイノベーションエコシステムは、まさにその歴史的な分岐点に立っています。
髙橋京太郎
LobbyAI株式会社 代表取締役CEO
日本大学法学部卒業、法政大学大学院修了。衆議院議員秘書、さいたま市議会政務活動員として、国政・地方行政の現場で政策形成や渉外業務に従事。大学在学中から国政政党の学生組織の設立・運営に携わり、超党派団体での活動を通じて若年層の政治意識向上にも取り組む。一方で、WEBサービスの開発・運営にも携わり、マッチングアプリのコンテンツディレクターなどを務めるなど、テクノロジー分野での実務経験も積む。アジアを代表する30歳未満の先進的な起業家・リーダーを選出する「Forbes 30 Under 30 Asia 2026」に選出。東京都・TIBのスターティングメンバーにも参画。
どの自治体が、
どんな課題に動いているか
全国1,700以上の自治体の議会発言、入札情報、計画資料などをAIで自動解析し、「いま、どの自治体が、どんな課題に関心を持ち、どこで提案のチャンスが生まれているのか」を可視化。
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